西武鉄道の特急レッドアロー。現在は二代目の
10000系である (初代の5000系は
こちら)。
個人的には、初代の方が (基本的なデザイン等は古いが)
いかにも特急というデザインで好きだ。この二代目は、ヌメッとしたデザインで掴みどころがなく、あまり好みではない。色も地味だし…というか 「レッドアロー」 というのに赤(紅?)色が全然目立たない。
だがこの10000系、手放しで褒めてあげたい点が1つある。
初代は一編成が6両、二代目は一編成が7両である。普通、車両が1両増えれば定員は数十名分増える計算である。ところがレッドアローは1両増えても定員は数名分しか増えなかった。ナゼか?…座席のサイズを大きくし、ピッチ (前後の座席間隔) を広くしたのだ。1両増えたスペースを、座席数増加という形で会社に還元する代わりに、座席居住性改善という形で利用者に還元したわけである。当然、それに伴うコスト増は会社が負担する (特急料金は据え置き) わけで、この手の決定はなかなか出来ないのではないか? だって今どき、新幹線でさえ通勤電車的思考を導入しているご時世ですから (当ヨタブログをずっと見ている方なら分かりますよね。貨物列車だの家畜列車だのと罵詈雑言、言いたい放題言っていますものね。w)。この点に関してだけは、キチンと褒めてあげます。
もちろん、全ての電車に乗ってみたわけじゃないですが、管理人が知っている限りでは、関東圏の特急車両で座席スペースが広いのは、東武鉄道の
スペーシアとこの
レッドアローではないだろうか (←このリンク先を見ていただければ…と思う)。
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↑最後のリンク先の 「
座席探訪」 というHPが、すごく面白いページです。家畜列車の6列シートの写真もありますよん!w