今夜あたり空を見上げると、随分とにぎやかな星空だなあ…と思うかもしれません。
ナゼに冬の夜空はにぎやかなのか?
答えは簡単、明るい星が多いからなんですねぇ。至極単純な答えではありますが、
懸賞 検証してみましょうか。
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普通、明るい星と言えば 「
1等星」 ですよね。冬の星座で1等星を数えてみると…
①おうし座の
アルデバラン、②ふたご座の
ポルックス、③ぎょしゃ座の
カペラ、④オリオン座の
ベテルギウス、⑤オリオン座の
リゲル、⑥おおいぬ座の
シリウス、⑦こいぬ座の
プロキオン…ざっと数えて7個。
これに加えて、⑧ふたご座の
カストルもほとんど同じ明るさ (手許にある光度表によると1.58等。四捨五入で1等星リストからは外される運命だが、実質的に1等星とみなしても差し支えないでしょう) なので、それを加えれば8個。さらに、南の地域だと⑨りゅうこつ座の
カノープスを見る事が出来るでしょうから、ここまで数えればなんと合計9個になります。
これがいかに多いか、他の季節を考えてみまひょ。
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春→①しし座の
レグルス、おとめ座の
スピカ、うしかい座の
アークトゥルス。計3個。
夏→①こと座の
ベガ、②わし座の
アルタイル、③はくちょう座の
デネブ、④さそり座の
アンタレス。計4個。
秋→①みなみのうお座の
フォーマルハウト、②エリダヌス座の
アケルナル (※日本からはほとんど見えない)。計2個。
いかがなものざましょ? ナゼか冬はやたらと1等星が多いのがご理解いただけるかと思います。
しかも現在、ふたご座付近に
火星が輝いていますので、夜空に明るいのが10個も
キラキラしているのであります。
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日本海側ではこの季節、なかなか夜空を見るのも大変かとは思いますが (昔、イヤというほど経験しておりますので、よーく分かります。税金返せ。w)、 たまには 「
上を向いて歩こう」 してみましょ。