2006年 06月 10日
かえり道
b0082732_14593874.jpg昼間、一雨あったせいで、夜空がいつもより綺麗だった。
月齢13程度の月明かりがあった事と、都市圏特有の 「光害」 というヤツのせいで、頭上に拡がる天然プラネタリウムの星数は多くはなかったが、それでもいつもと較べると段違いに気持ち良い夜空だった。
 ◆
生まれ育った地を離れ、進学のために東京近郊へ出て来た時、最初に感じたのは 「北極星が低いなあ」 というのと 「オリオン座が高くかかっているなあ」 という事だった。そりゃあ無理もない。緯度にして約3度も南へ来たわけだから。3度といえば満月の視直径の約6倍である。
6倍はデカイ。オッズが6倍なら、一人っ子の諭吉さんは六人兄弟になるのである。オヤツの取り合いも非常に厳しくなり、当然の事ながら必ずワリを食うヤツが出て来る。大体の場合、ソイツは泣きながら母親に訴え、母親は大抵、一番上のお兄ちゃんかお姉ちゃんを標的にして 「アンタがちゃんと面倒見なさい。お母ちゃんは晩御飯の仕度で忙しいんだからビーム」 を発射するのである。すると、お兄ちゃんかお姉ちゃんは仕方なく自分の分としてキープしておいた饅頭を半分に割り、泣く泣くソイツに与えざるを得なくなる。
そして、お兄ちゃんかお姉ちゃんは 「6倍のオッズ」 という、一見誰もが喜ぶであろう事が、実は必ずしも幸せばかりをもたらすものではない…という事実を、身を持って知る事になる。だから、父親が 「今日の最終レースで中穴とっちゃったゾー」 なんて言いながら帰って来るのを見て、「嗚呼、こんな脳天気な親の子供に生まれて来た私は、なんて可愛そうな子なんだろう…」 と我が身の不幸を嘆くのである。
やがて、夜も遅くなって皆が寝静まった頃、ソッと起き出し外に出て夜空を見上げ、「こんな不幸な星の許に生まれた私。次に生まれて来る時は、もっと素敵な毎日を過ごせますように…」 と、密かに祈りを捧げるお兄ちゃんやお姉ちゃんの、これからの人生に幸多かれ…。
 ◆
今、この瞬間に、そんな想いをいだきつつ同じ夜空を見上げているヤツもいるんだろうなぁ…と、取りとめも無い事を考えつつ歩いていると、道の向こうにナニやらモゾモゾと蠢く影が?
あ゙、タヌキや…

# by mogerand-island | 2006-06-10 03:28 | ヨタネタ甲/文字モノ | Trackback | Comments(6)
2006年 06月 09日
Caravan of Dreams/Peter White
b0082732_22275487.jpg 「スムース・ジャズ」 というジャンル区分がよー分からん。というわけで、チョイと調べてみたのだがこういうことらしい。ウ~ン…結局、商業ベースで仕切られて名付けられたのか? まあ、ジャンル名なんぞはどうでもよい事で、要はその音楽が好きか嫌いか…っていう所に落ち着くわけなのだが。
さて、スムース・ジャズの代表的なアーティストの一人として名前が出てくるのがピーター・ホワイトである。1990年前後にバーシアのバックを務めていた時点で名前を知り、「フ~ン、ちょっとイケルかも?」 とは思ったのだが、正直その時点では、まだリーダーアルバムを聴くところまではいかなかった。実際に彼の曲を意識して聴くようになったのは、96年発表の本作から。たまたま聴いたスムース・ジャズのコンピレーションアルバムに本作の③が収録されていて、思わず 「ヨイヨイヨイヨイ~!! ハッケヨイヨイ~!」 と白房下への電車道を一気に突っ走ってレコード屋へ駆け込んだところから始まった。
くだんのコンピアルバムの中で個別のアルバムを買ったのは結局ピーター・ホワイトだけだったので、いかに 「ビビビッ」 とキタのか分かっていただけるだろう (いや、別に♂に興味は全く無いのだが w)。
 ♪
多分ですね、アール・クルーとかが好きな人だったら聴けると思います。実際、アール・クルーもスムース・ジャズの範疇に入っている場合もありますので。ただ、あえて言えば、たとえ少量でも打ち込みの音が入っていると気になる…という人には微妙かもしれません (そりゃあ 「これでもかっっっ!」 というほど使っているわけじゃないですけどね)。
私しゃ、彼のアルバムの中ではこれがベストですね。これ以降の作品は洗練され過ぎていて、かえって面白みに欠けるような気がしています。
あとね、⑥で盟友バーシアのヴォーカルが聴けるのも、ちょっとステキなオマケみたいでハッケヨイヨイ~です。煎れてもらったお茶に茶柱が立っていた…みたいなもんですか?(おいおい、もっとマシなオマケを考えつけよな w)

曲目等

# by mogerand-island | 2006-06-09 22:28 | 音楽、映画、書籍等 | Trackback | Comments(0)
2006年 06月 07日
Telephone Music Collection/Various Artists
b0082732_13223268.jpgはてさて、これはナンジャラほい? なCDである。というか、正確には 「CDエクストラ」 でありまして…。
えーと、1999年にNTTが持株会社制になって再編成された時に、NTT東日本が発足記念としてこの 「特別限定CDエクストラ」 を作成してバラ撒いたらしいです。ですから、パソコンのドライブに突っ込むとCD-ROMとして諸々のデータが見られ、CDPに突っ込むと音楽が聴けるわけですね (でもパソコンに突っ込んだ事は無いけど…)。
で、音楽パートは、東芝EMI原盤のニューミュージック系の曲を中心にオムニバスで収録しています (携帯電話器やらナニやらを製作している関係からのつながりでしょうね)。もっとも、70年代~80年代の曲が多いので、タイトルや歌詞にも 「ダイヤル」 などという懐かしい言葉が使われております。しかし、楽曲そのものの良し悪しはさておき、今どき、ダイヤルなんて言われてもピンとこない人の方が多いんじゃないのかなぁ。当時はもうすぐ21世紀という時点だったわけだから、せめて 「プッシュボタン」 の歌を選曲すべきではないのか? なんておちょくってみたりする。結局、選曲者がダイヤル世代なので仕方ないのか、あるいはプッシュ時代に 「これ」 という曲がなかったのか…。
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全体的には、シングルカットされておらずアルバムのみに収録されている曲というのが多めなので、選曲が地味に映るかもしれません。個人的に、この中で心に残っている曲といえば、やはり尾崎亜美の①ですかね。さすがに⑥をリアルタイムで聴いていた歳ではないので。w
あと、薬師丸ひろ子の曲の歌詞で 「もしもし 私 誰だかわかる?」 というくだりがありますが、お願いだからそういう言い方は止めてくださいまし。電話された側は、思い当たるフシが無くてもついドキドキして心臓に悪いから (本当に思い当たるフシが無いのか? アヤシイなぁ w)。

曲目等

# by mogerand-island | 2006-06-07 13:22 | 音楽、映画、書籍等 | Trackback | Comments(2)
2006年 06月 06日
CHICKENSHACK/CHICKENSHACK
b0082732_9492781.jpgここしばらく、黒っぽいジャケットのアルバムが続いたので、気分転換にコレを紹介する(笑)。
土岐英史山岸潤史という強力なフロント陣を擁した、チキンシャックのデビューアルバムである。すでに20年も前のアルバムなのだが、今聴いてもほとんど古さを感じさせない仕上がりだと感じている。もし聴いた事の有る方がいらっしゃったら、意見を聞いてみたい。どうだろう?
さて、このアルバムとのファースト・コンタクトは、土岐英史のライブを聴きに行った事だったと記憶している…最近、記憶の新旧前後感覚が 「少々頼りない?」 を超えて 「中々マズイかも?」 ぐらいまでキテいるようなので、いささか自信が無い部分もあるのだが、その記憶に間違いがなければ、某ライブハウスに於いてナマ土岐を聴き、「おお、こりゃエエわ! ちょっとアルバムの1枚でも買うてみるかな」 と思ってからしばらくして、某レコード店で購入したように思う (嗚呼、書いていてますます自信が無くなっていく…汗々)。
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そして、どちらかというと 「熱々な曲」 に期待して買ったのだが、実際に聴いてみたら、2曲目の 「フラワーズ・フォー・レナ」 というバラードに打ちのめされてしまったのである (某FM番組のエンディングにも使われていたような気がするが)。あまりにヨイので、その後、某社に於いて某イベントの音楽係を仰せつかった時に、同じようにエンディングの曲として採用させていただいた ( 「某」 ばかりで申し訳ない。記憶が怪しいのと実名出せない…の二重苦)。
そうやって考えてみると、このバンド、フロントに熱い二人を抱えているにも関わらず、実はウォーム・ビューティーなバラッドにエエ味を出すのかもしれない。
まあ、それもまたヨイではないか。突貫小僧で全開バリバリ行ってまえ! でもいいが、中速トルクと立ち上がりのピックアップを生かしたウォーム・ビューティーな走りでホロリとさせてコロリとイカせるのもまた人生である (なんのこっちゃ?)。
あ、1個だけ文句がある。CDの裏ジャケをLPと共用しないでちょ。記載曲数が違うから焦ったやん。変なトコでケチらんといて。

曲目等

# by mogerand-island | 2006-06-06 09:50 | 音楽、映画、書籍等 | Trackback | Comments(5)
2006年 06月 04日
タヌキ
b0082732_21341761.jpgタヌキが出ただぁ~!? …いきなりですまぬ。m(_ _)m
仕事へ行くのに利用する某私鉄最寄り駅~自宅までの間 (徒歩約8分) の道にタヌキが出没するようなった。現物もこの眼で見た。
先日テレビでも 「東京都23区内でも1,000頭単位で野生タヌキが生息しているらしい」 というニュースを放送していたので、こちとらが住んでいる東京都隣接県に生息していても不思議は無いのだが、なぜ急に出没するようになったのかが解せん…と思考を巡らせていたら、近所のオバちゃんが教えてくれた。
どうやら昨年、雑木林を切り開いて新しく建てられたマンションのせいで彼らの行動経路が寸断され、そのマンション部分を迂回するために仕方なく道路を横切るようになったのではないか…とのこと。
オマケに、夜遅くコンビニで買物をしたオネーちゃんがタヌキに襲われたらしい。おそらく、弁当でも買って店で暖めてもらい、少々エエ匂いを撒き散らしながら歩いていたのだろう (タヌキはメスらしいので、おそらくエサ目的で襲ったものと思われ、他の意図(?)は無かったと推定されている w)。
なんだか悩みの種が一つ増えたようで、チョイと頭痛が痛い。(注:写真は資料映像です w)
 ◆
※今回からヨタネタを残します (コメントも可にしますた)。衣替えの時期にもなったし(?)、「枯れ木も山の賑わい」 という事で…。

# by mogerand-island | 2006-06-04 02:08 | ヨタネタ甲/文字モノ | Trackback | Comments(4)
2006年 06月 02日
★★★今月のお尋ねモノCD★★★
この2枚のアルバムを探してます。
どこかで見かけた人、情報をめぐんで下さいませ。メーカーさんでは当然に廃盤です。
情報ありましたら、何処かのコメント欄に書き込んでくれて結構です。
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しかし、ヤフオクで 「池袋の夜」 のシングルを出品しているヤツで、タイトルに
「青江美奈日本のヘレンメリル池袋美女SEXYフェロモン」 と付けている輩がおる。
しかもカテゴリーを 「ジャズ>ボーカル」 にしてるやん。
何考えとるんやろ? (笑)

# by mogerand-island | 2006-06-02 22:55 | 音楽、映画、書籍等 | Trackback | Comments(0)
2006年 06月 02日
TORCH/CARLY SIMON
b0082732_1332116.jpgカーリー・サイモン、好きですねん。
初めて聴いたのは深夜放送 (私しゃオールナイト・ニッポン派だったッス)。「モッキンバード」 を聴いて、即、次の日に隣町のレコード屋までチャリンコとばしてEP買いました。学校のお昼の放送でモッキンバードを流したのもワテです (トシがバレるって)。とはいっても、当時はLPを買うだけの金銭的余裕なぞあるわけも無く、何よりもレコード屋にカーリー・サイモンのLPなんていうシャレたモノは影も形も無かった…悲しい田舎の話ではありました (EPがあった事自体が奇跡だもの)。
やがて年月が経過し、自分の金で多少なりともアルバムが買えるようになった頃、やはり深夜放送で聴いたのが、本作の①。問答無用で即、次の日に購入に走りましたがな。彼女のアルバムとしては、マイ・ベスト・ワンだす。買った・聴いた・泣けた…でした。
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この頃はまだ、ジャズ・スタンダードをポップス畑の人間が歌う…なんていうパターンはあまり無かったです。記憶では、ほぼ同時期にドリス・デイの昔のアルバムなんかが再発されたりして、少しだけヴォーカル物ブームの芽が出始めた頃ではなかったかしらん? そこにこれがド~ンと発表されたわけで、そらぁディープインパクトでしたわな。で、これにまつわる話では、リンダ・ロンシュタットがこのアルバムを聴いて、似たような企画を進めていたのを急遽方向転換し、翌々年に改めて発表したのが 「ホワッツ・ニュー」 だったというウワサです (そこまでせんでも…と素人は思うのですが、やはりプライドが許さないようで…)。
これ以降、カーリー・サイモンもスタンダード系に目覚めたようで、90年には 「マイ・ロマンス」 というアルバムを出したし、昨年の夏には 「ムーンライト・セレナーデ」 というアルバムを発表しております。
しかし、いつか来日してくれないかなぁ…。飛行機がダメだっていう話だから、やっぱし無理かぁ…。

曲目等

# by mogerand-island | 2006-06-02 13:34 | 音楽、映画、書籍等 | Trackback(3) | Comments(0)