2006年 06月 13日
ALL NIGHT SESSION! 1~3/HAMPTON HAWES
b0082732_2329923.jpg 「ウマさん」 ことハンプトン・ホーズである。彼は1953~54年にかけて、埼玉県朝霞市の米軍キャンプ (現在の陸自駐屯地) に駐留軍の一員として滞在していたそうだ。そして場所柄、東京や横浜で日本のジャズメンたちとしばしばセッションをしていたらしい。
そして、除隊後の55~56年にかけて代表作ともいえる 「ザ・トリオvol.1~vol.3」 を発表し、その勢いを駆って録音されたのが、この 「オールナイト・セッション1~3」 である。当初、LPでは1、2、3の3枚で発表されたが、CDでは同内容が2枚にまとめられたうえでボーナス・トラックが1曲追加されている。何故か 「ザ・トリオ」 はCDでも1枚ずつ別々に売られているのに、この 「オールナイト・セッション」 はまとめられてしまっているの? なんか冷遇されている気がしないでもないが、お買い得な点を評価する事でヨシとしてあげよう。
 ♪
さて、このアルバムは1曲目がいきなり 「JORDU」 で始まる。デューク・ジョーダンのオリジナル曲であり、大抵の人はジョーダン本人の演奏をベスト・テイクと評するかもしれない。しかし私は多少変人なので (多少か?)、ウマさんのこの演奏をマイ・ベストにする。
まあ、これには私的に若干の裏話が有ったりしちゃうのだが、それは追々、日を改めて…という事で。
もっともそれを除いても、本家とはまた違った、ファンキー且つスインギーでテンポよく聴かせる良さがある。当時はまだ新人だったジム・ホールも、長年このグループで演っていたかのような、ナイスな演奏を繰り広げてくれる。イースト・コーストな雰囲気を持ち合わせたウエスト・コーストのピアニスト、ハンプトン・ウマさんに、私は拍手を送りたい。
ところで、何故 「ウマさん」 なのか? 日本にいた当時、彼の名前は 「ハンプトン・ホース」 と発音されていた (今は 「ホーズ」 )。したがって、「ホース=馬」 になったとのこと。別に顔が長いからじゃないらしい。ヘヘヘ、よかったね、ウマさん (実は意外と長いんよ w)。

曲目等

# by mogerand-island | 2006-06-13 23:33 | 音楽、映画、書籍等 | Trackback | Comments(0)
2006年 06月 12日
驟 雨
b0082732_1072855.jpg雨に濡れた薄緑の木立ちが眩しい
歩く人にささやくのは 忘れていた歳月(としつき)
煙るスクリーン 浮かぶあのシーン
思い出に生まれ変わった ほろ苦さが漂う

立ち止まり 見上げれば 頬をかすめる雨粒
傘の下 一人には 幸せすぎたあの頃

雨に濡れたアスファルトに映る街並み
暮らす人は にぎやかさに隠していた素顔
誰もかなわないものが 今 巡り
その心揺らすならば ほろ苦さに俯く

立ち止まり 振り向けば 頬をつたった雨粒
もう昔 過ぎた事と 思い込めないあの日々

立ち止まり 見上げれば 頬をかすめる雨粒
傘の下 その人に 思い出せない微笑み


# by mogerand-island | 2006-06-12 01:33 | LYRICS | Trackback
2006年 06月 11日
付き添い
b0082732_9453385.jpg時々雨が止んで 雲の切れ間に星が見える
冬の寒さ 振りきるように 星たちは輝く
「出来るなら 星になりたいね」
あなたは寂しそうに笑っている
その眼で星を追いかけながら

写真は覚えている いつか過ごした日々の中で
冬の寒さ 忘れたように はしゃいでいたあなたを
「手を伸ばせば 戻れそうだね」
あなたは寂しそうに笑っている
その眼は何を映しているの

夜中を少しまわり 風が微かに吹き始める
冬の寒さ 教えてくれる 風は星を震わす
「もういいよ これで充分さ」
あなたは窓を閉め 眼を閉じた
その眼に星はもう映らない


# by mogerand-island | 2006-06-11 02:22 | LYRICS | Trackback
2006年 06月 10日
かえり道
b0082732_14593874.jpg昼間、一雨あったせいで、夜空がいつもより綺麗だった。
月齢13程度の月明かりがあった事と、都市圏特有の 「光害」 というヤツのせいで、頭上に拡がる天然プラネタリウムの星数は多くはなかったが、それでもいつもと較べると段違いに気持ち良い夜空だった。
 ◆
生まれ育った地を離れ、進学のために東京近郊へ出て来た時、最初に感じたのは 「北極星が低いなあ」 というのと 「オリオン座が高くかかっているなあ」 という事だった。そりゃあ無理もない。緯度にして約3度も南へ来たわけだから。3度といえば満月の視直径の約6倍である。
6倍はデカイ。オッズが6倍なら、一人っ子の諭吉さんは六人兄弟になるのである。オヤツの取り合いも非常に厳しくなり、当然の事ながら必ずワリを食うヤツが出て来る。大体の場合、ソイツは泣きながら母親に訴え、母親は大抵、一番上のお兄ちゃんかお姉ちゃんを標的にして 「アンタがちゃんと面倒見なさい。お母ちゃんは晩御飯の仕度で忙しいんだからビーム」 を発射するのである。すると、お兄ちゃんかお姉ちゃんは仕方なく自分の分としてキープしておいた饅頭を半分に割り、泣く泣くソイツに与えざるを得なくなる。
そして、お兄ちゃんかお姉ちゃんは 「6倍のオッズ」 という、一見誰もが喜ぶであろう事が、実は必ずしも幸せばかりをもたらすものではない…という事実を、身を持って知る事になる。だから、父親が 「今日の最終レースで中穴とっちゃったゾー」 なんて言いながら帰って来るのを見て、「嗚呼、こんな脳天気な親の子供に生まれて来た私は、なんて可愛そうな子なんだろう…」 と我が身の不幸を嘆くのである。
やがて、夜も遅くなって皆が寝静まった頃、ソッと起き出し外に出て夜空を見上げ、「こんな不幸な星の許に生まれた私。次に生まれて来る時は、もっと素敵な毎日を過ごせますように…」 と、密かに祈りを捧げるお兄ちゃんやお姉ちゃんの、これからの人生に幸多かれ…。
 ◆
今、この瞬間に、そんな想いをいだきつつ同じ夜空を見上げているヤツもいるんだろうなぁ…と、取りとめも無い事を考えつつ歩いていると、道の向こうにナニやらモゾモゾと蠢く影が?
あ゙、タヌキや…

# by mogerand-island | 2006-06-10 03:28 | ヨタネタ甲/文字モノ | Trackback | Comments(6)
2006年 06月 09日
Caravan of Dreams/Peter White
b0082732_22275487.jpg 「スムース・ジャズ」 というジャンル区分がよー分からん。というわけで、チョイと調べてみたのだがこういうことらしい。ウ~ン…結局、商業ベースで仕切られて名付けられたのか? まあ、ジャンル名なんぞはどうでもよい事で、要はその音楽が好きか嫌いか…っていう所に落ち着くわけなのだが。
さて、スムース・ジャズの代表的なアーティストの一人として名前が出てくるのがピーター・ホワイトである。1990年前後にバーシアのバックを務めていた時点で名前を知り、「フ~ン、ちょっとイケルかも?」 とは思ったのだが、正直その時点では、まだリーダーアルバムを聴くところまではいかなかった。実際に彼の曲を意識して聴くようになったのは、96年発表の本作から。たまたま聴いたスムース・ジャズのコンピレーションアルバムに本作の③が収録されていて、思わず 「ヨイヨイヨイヨイ~!! ハッケヨイヨイ~!」 と白房下への電車道を一気に突っ走ってレコード屋へ駆け込んだところから始まった。
くだんのコンピアルバムの中で個別のアルバムを買ったのは結局ピーター・ホワイトだけだったので、いかに 「ビビビッ」 とキタのか分かっていただけるだろう (いや、別に♂に興味は全く無いのだが w)。
 ♪
多分ですね、アール・クルーとかが好きな人だったら聴けると思います。実際、アール・クルーもスムース・ジャズの範疇に入っている場合もありますので。ただ、あえて言えば、たとえ少量でも打ち込みの音が入っていると気になる…という人には微妙かもしれません (そりゃあ 「これでもかっっっ!」 というほど使っているわけじゃないですけどね)。
私しゃ、彼のアルバムの中ではこれがベストですね。これ以降の作品は洗練され過ぎていて、かえって面白みに欠けるような気がしています。
あとね、⑥で盟友バーシアのヴォーカルが聴けるのも、ちょっとステキなオマケみたいでハッケヨイヨイ~です。煎れてもらったお茶に茶柱が立っていた…みたいなもんですか?(おいおい、もっとマシなオマケを考えつけよな w)

曲目等

# by mogerand-island | 2006-06-09 22:28 | 音楽、映画、書籍等 | Trackback | Comments(0)
2006年 06月 07日
Telephone Music Collection/Various Artists
b0082732_13223268.jpgはてさて、これはナンジャラほい? なCDである。というか、正確には 「CDエクストラ」 でありまして…。
えーと、1999年にNTTが持株会社制になって再編成された時に、NTT東日本が発足記念としてこの 「特別限定CDエクストラ」 を作成してバラ撒いたらしいです。ですから、パソコンのドライブに突っ込むとCD-ROMとして諸々のデータが見られ、CDPに突っ込むと音楽が聴けるわけですね (でもパソコンに突っ込んだ事は無いけど…)。
で、音楽パートは、東芝EMI原盤のニューミュージック系の曲を中心にオムニバスで収録しています (携帯電話器やらナニやらを製作している関係からのつながりでしょうね)。もっとも、70年代~80年代の曲が多いので、タイトルや歌詞にも 「ダイヤル」 などという懐かしい言葉が使われております。しかし、楽曲そのものの良し悪しはさておき、今どき、ダイヤルなんて言われてもピンとこない人の方が多いんじゃないのかなぁ。当時はもうすぐ21世紀という時点だったわけだから、せめて 「プッシュボタン」 の歌を選曲すべきではないのか? なんておちょくってみたりする。結局、選曲者がダイヤル世代なので仕方ないのか、あるいはプッシュ時代に 「これ」 という曲がなかったのか…。
 ♪
全体的には、シングルカットされておらずアルバムのみに収録されている曲というのが多めなので、選曲が地味に映るかもしれません。個人的に、この中で心に残っている曲といえば、やはり尾崎亜美の①ですかね。さすがに⑥をリアルタイムで聴いていた歳ではないので。w
あと、薬師丸ひろ子の曲の歌詞で 「もしもし 私 誰だかわかる?」 というくだりがありますが、お願いだからそういう言い方は止めてくださいまし。電話された側は、思い当たるフシが無くてもついドキドキして心臓に悪いから (本当に思い当たるフシが無いのか? アヤシイなぁ w)。

曲目等

# by mogerand-island | 2006-06-07 13:22 | 音楽、映画、書籍等 | Trackback | Comments(2)
2006年 06月 06日
CHICKENSHACK/CHICKENSHACK
b0082732_9492781.jpgここしばらく、黒っぽいジャケットのアルバムが続いたので、気分転換にコレを紹介する(笑)。
土岐英史山岸潤史という強力なフロント陣を擁した、チキンシャックのデビューアルバムである。すでに20年も前のアルバムなのだが、今聴いてもほとんど古さを感じさせない仕上がりだと感じている。もし聴いた事の有る方がいらっしゃったら、意見を聞いてみたい。どうだろう?
さて、このアルバムとのファースト・コンタクトは、土岐英史のライブを聴きに行った事だったと記憶している…最近、記憶の新旧前後感覚が 「少々頼りない?」 を超えて 「中々マズイかも?」 ぐらいまでキテいるようなので、いささか自信が無い部分もあるのだが、その記憶に間違いがなければ、某ライブハウスに於いてナマ土岐を聴き、「おお、こりゃエエわ! ちょっとアルバムの1枚でも買うてみるかな」 と思ってからしばらくして、某レコード店で購入したように思う (嗚呼、書いていてますます自信が無くなっていく…汗々)。
 ♪
そして、どちらかというと 「熱々な曲」 に期待して買ったのだが、実際に聴いてみたら、2曲目の 「フラワーズ・フォー・レナ」 というバラードに打ちのめされてしまったのである (某FM番組のエンディングにも使われていたような気がするが)。あまりにヨイので、その後、某社に於いて某イベントの音楽係を仰せつかった時に、同じようにエンディングの曲として採用させていただいた ( 「某」 ばかりで申し訳ない。記憶が怪しいのと実名出せない…の二重苦)。
そうやって考えてみると、このバンド、フロントに熱い二人を抱えているにも関わらず、実はウォーム・ビューティーなバラッドにエエ味を出すのかもしれない。
まあ、それもまたヨイではないか。突貫小僧で全開バリバリ行ってまえ! でもいいが、中速トルクと立ち上がりのピックアップを生かしたウォーム・ビューティーな走りでホロリとさせてコロリとイカせるのもまた人生である (なんのこっちゃ?)。
あ、1個だけ文句がある。CDの裏ジャケをLPと共用しないでちょ。記載曲数が違うから焦ったやん。変なトコでケチらんといて。

曲目等

# by mogerand-island | 2006-06-06 09:50 | 音楽、映画、書籍等 | Trackback | Comments(5)