2009年 10月 24日
海外にイッてきたッス-09~59
熱串彦神社…小じんまりとしているが、なかなか風情と言うか雰囲気のある神社ではある (と思う)。
ところで私的には、この神社の一番の 「売り」 と言うか 「重要ポイント」 は、これではないかと思っている。
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この神社、敷地内にこんな能舞台が在る。おそらく、拝殿などとほぼ同時期 (江戸時代中期以降?) に建てられたのではないかと勝手に推測するのだが…。
佐渡には、何故か能舞台が多く在る。現在、島内には三十数棟ほどが現存しているらしい。もっとも、その多くは実際には使用されておらず、朽ち果てるままになっているみたいなのだが…この神社の能舞台も、残念ながら使われている気配は見られない (多少手入れはされているようではあった)。
私しゃ能については全然分からないが、これらの舞台については、何とか残していって欲しいと願っている。ある意味、観光でしか生き残れない可能性があるこの島にとって、能舞台は強い武器になるはずだが…。その価値をキチンと理解している者が、何か手をうってくれれば…と思う。
 ★
何故、この島にこんなに能舞台が在るのか…最も多い時には島内に200棟ぐらい在ったという説もある。
歴史的に見ると、室町時代には世阿弥が佐渡に流されているし、江戸時代に佐渡奉行であった大久保長安は猿楽師の家の生まれである。
この辺りは、重要ポイントとしてアンダーラインを引いておかなければならない箇所だろう。
とは言え、それだけで全てが語られる訳でもない。何か文献を探してみようかとちょっぴり思ったりする、今日この頃ではある。

by mogerand-island | 2009-10-24 00:23 | イッてきたッス/海外編-09 | Trackback | Comments(0)


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