棚を漁っていたら、こんなCDが出てきた。正直なところ私しゃクラシック・ビギナーだし、「なんでこんなのがあるんだろう?」 と思ったのだが、ライナーノーツを読んでみて分かった。
タイトルにもあるとおり、この演奏が収録されたのは1972年5月なのだが、ミキシングを担当しているのが菅野沖彦氏だったのである。おそらく、まずオーディオ評論家としての菅野氏を認知し、しかる後にレコーディング・エンジニアとして腕を揮っていた事を知り、「どれどれ、どんなもんじゃらホイ」 と買ってみた…というところだろう。
多分、自分の行動形式とオツムの程度からして、そんなものだと思う。つまり、恥ずかしながら、中身の演奏等についてはほとんど知識が無いまま買ったはずだ。
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今さらながらによくよく見たら、結構すごいメンバーではないか。
第1ヴァイオリン/小栗まち絵、第2ヴァイオリン/安永 徹、ヴィオラ/川崎雅夫、チェロ/藤原真理…
クラシックは門外漢の自分でさえ、この4人の名前ぐらいは聞き覚えがある。小栗さんは今、大阪で活躍しているはずだし、安永さんは一時、ベルリン・フィルのコンサート・マスターされていましたよね。川崎さんはあのジュリアード音楽院で先生として教えていたし、藤原さんのCDなら他にも持っているし (もっとも、あまり偉そうには言えない “風シリーズ” ですけれどね w)。
近々、心を入れ換えてチャンと聴き直しますです、ハイ。
ラヴェルはいいけれど、バルトークがちょっと重たいかなぁ…。
1986 クラウンレコード LAC-3011
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●バルトーク/弦楽四重奏曲第2番 作品17/①モデラート ②アレグロ・モルト・カプリチオーゾ ③レント
●ラヴェル/弦楽四重奏曲ヘ長調/①アレグロ・モデラート ②アッセ・ヴィフートレ・リトメ ③トレ・ラン ④ヴィフ・エ・アジテ
※第1ヴァイオリン/小栗まち絵、第2ヴァイオリン/安永 徹、ヴィオラ/川崎雅夫、チェロ/藤原真理
※ミキサー/菅野沖彦
※マイク/ノイマンU-87、アルテックM-49、同M-52
※コンソール/アンペックスAM-10
※モニターSP/アルテック605B
※レコーダー&テープ/アンペックスAG-440B&スコッチ206
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オリジナルLPは1972年発売。CDも含めて、中古市場で根気よく探すしかないか?