敵信傍受…
欧米育ちか? 見事なロッテ (2機編隊)。
「おい相棒。いつもどおりフォーメーションBでいくか?」
「そうさな… 今日は左舷前方が特にホットスポットのようだから、海面スレスレから急上昇で突き上げていくってのはどうだ?」
「あいよ。じゃあ俺は上の方で誘いをかけてみらぁ。グッド・ラック!」
一方、こちらは伝統の3機編隊。
「3番っ! また遅れているぞ! しっかりついて来い!」
「そんな…ことい…ったって…こちとらもせい…いっぱい……」
「隊長。アイツはまだ若葉マークなんすから、この突っ込みはムリっすよぉ」
「そんなこと言っているとアッサリやられるぞ! 生き延びたかったら死んでもついて来いっ!」
「んな、ムチャな…」
「あーあ、またオハコの一言が出ちゃったよ…。しゃーねーなぁ」
そして、ふと上空を見上げると、戦いの輪に加わらずに悠々と旋回している2羽…違った、2機。
あれが総指揮官機か…。残念だが、我が軍の対空砲火はあそこまでは届かない…
「はぁ~れたっそらぁ~♪ そぉ~よぐっかぜぇ~♪ ってな」
「いんやぁ~、気持ちエエべなぁ~。このままワイハまで行って綺麗なネーチャンをはべらせてキュッと一杯やりてえなぁ~」
どうやら、カン違いだったか…