1970年代の半ばあたりから、少しずつだが 「ロック」 と呼ばれる音楽を聴くようになった。多分、その頃から、田舎でも洋モノの情報がだんだん増えてきたという事情もあったかもしれない。
ビートルズはすでに 「なんとかなるさ~♪」 (ムッシュかまやつか!? w) なんて歌いながら解散していたし、
赤飛行船や
深紫あたりは、当時の自分には過激すぎて聴けなかった。大体、「ブラック・ドッグ」 と 「ブラック・ナイト」 の区別がつかなかったもん (爆)。
というわけで自分の場合、ロックというとアメリカン・ロックになる。ちょうど、イーグルスやドゥービー・ブラザーズが台頭して来た頃だ。あと、ちょっと毛色は違うがスティーリー・ダン。この3つのグループが、自分にとっては 「ロックの
三種の神器」 となっている。
で、それ以外にも聴いてみたが、その中でもけっこう好きだったのが、この
アトランタ・リズム・セクション (以下、ARSと略す) であった。ジャンルとしては 「
サザン・ロック」 という区分けになるらしいが、アメリカ南部方面の、ちょっと泥臭い匂いとブルースのフィーリングを備えたバンド形式のロック…なんていう認識でいいのでしょうか。少なくとも 「
サザン・オール・スターズのロック」 とは違うみたいだ (寒っ!)。
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サザン・ロックというと、やはり、レーナード・スキナードとオールマン・ブラザーズ・バンドが二大横綱になるんでしょうかね? だとすると、このARSとドゥービー・ブラザーズは、ポップ路線に走った 「軟派組」 になるのかなあ? サザン・ロック好きの人、ご教示くださいね。
全米TOP10入りしたシングル曲 「ソー・イン・トゥ・ユー」 と 「イマジナリー・ラヴァー」 を中心とした選曲は、74年~80年まで契約していたポリドール時代のものなので、彼らの魅力を手軽に味わうには好都合な一枚ではないかと思う次第です。
というか、今、ARSのオリジナル・アルバムって、日本でちゃんと発売されとるんか? (冷汗…)
1991 ポリドール POCP-2145
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①DORAVILLE ②ANGEL ③CRAZY ④DOG DAYS ⑤ALL NIGHT RAIN ⑥FREE SPIRIT ⑦JUKIN ⑧NEON NITES ⑨SO IN TO YOU ⑩GEORGIA RHYTHM ⑪IMAGINARY LOVER ⑫CHAMPAGNE JAM ⑬I'M NOT GONNA LET IT BOTHER ME TONIGHT ⑭DO IT OR DIE ⑮SPOOKY ⑯INDIGO PASSION ⑰SILVER EAGLE
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やはり、オリジナル・アルバムはほとんど廃盤ですね。ただ、このベスト盤はまだ市中在庫があるようです。なお、2001年にビクターエンタテインメントからも同じものが発売されています (こちらも在庫有り)。